将棋の戦法について質問です。 ・矢倉戦法 ・棒銀戦法 ・腰掛銀戦法 ・中飛車戦法 ...

将棋の戦法について質問です。

・矢倉戦法

・棒銀戦法

・腰掛銀戦法

・中飛車戦法

・四間飛車戦法

・三間飛車戦法

・向飛車戦法

上の７つの戦法はどういったときに使うべきものなのでしょうか。

相手がこの戦法を使ってきたときは、この戦法を使うのは好ましくない、といったことや、それぞれの戦法の特徴などを、体系化して教えてください。もしできたら上の７つ以外の戦法も含めて体系化して頂けるとうれしいです。

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ならば私が四間飛車について書きましょう 笑



四間飛車について質問するくらいなので飛車をどこに振るかくらいは分ると思うのですけど・・・。

四間飛車の一般的な囲いは美農囲いです。まあ美濃囲いから高美濃囲い、銀冠。など発展させたりもしますね。相手外飛車で玉頭を攻めたかったら銀冠から桂馬を跳ねると攻撃的な囲いになります。また、相手が思わぬ急戦を仕掛けてきたら簡易囲い、相振り飛車だと金無双が多いですね。ま、あくまで多いですので。あと、詰みに自信ありだったら穴熊もいいと思います。振り飛車の囲いは全体的に飛車の成りこみを警戒しているからか横に強いものが多いですね。縦に強い矢倉などとはその辺が違うと思います。



四間飛車は振り飛車の中だと一番攻守のバランスに優れていて差し手によっていろいろと左右される戦法です。防御的に指す人だと相手に合わせて徹底防御にできますし、攻撃的に行きたいなら玉頭銀戦法でがんがんいけます。昔は、振り飛車といえば防御と考えられていたようですが、藤井システムの確立などから最近はそうでもなさそうです。



先の回答者様が腰掛銀で角交換後にやると仰っていますが、振り飛車は基本的に角高官は不利になるといわれています。無闇に交換してはいけません。



四間飛車はまた、さまざまな形に変化することが出来るのも魅力の1つですね。戦局によりけりですけど、向かい飛車、三間飛車、石田流、中飛車、藤井システムなど柔軟に変化が出来ます。



相手も飛車を振ったときがちょっと厄介ですね、相振りになったなら、先手なら向かい飛車、後手なら三間と言われますので、我を通すのもいいですけど四間飛車に振る前に、向かいや三間に一手無駄な動きで振りなおさなければならない事態はあらかじめ避けましょう。



相振りになった場合は囲いも変わります。要するに、相振りの場合、相居飛車をひっくり返したような形になるので、縦に強い矢倉を組むのがいいとされています。ただ、ここで問題なのが、矢倉は基本的にどんな矢倉を組んでも四間飛車に弱いこと。



なので、矢倉を組む場合、相手の四間には細心の注意を払わなければなりません。また、こちらとしては、向かい飛車や三間飛車を採用するふりをして、矢倉を確認した後四間飛車の形に振ったり、はたまたいきなり四間飛車の形を作るそぶりを見せて矢倉を牽制したり・・・形はさまざまです。



相手が居飛車穴熊だったら藤井システム、居飛車矢倉だったら四間飛車、急戦狙いなら石田流・・・など、四間飛車の形だけを狙い、組もうとするのではなくて、さまざまな局面に対応するために、とりあえず飛車をどこに振ったら優勢になるのか、攻撃的に行きたいのか持久戦を狙うのか、相手の飛車は居飛車か振り飛車か、囲いは？などと考えてから飛車の振る位置、もしくは根本的に振るのか振らないのか考えたほうがいいです。



つまり、四間飛車をやりたいなら、他にも変化球を投げれて、相手の変化球を打てるように、いろいろ知っていたほうが得ということです。



四間飛車は、柔軟な対応が求められ、顕著に指し手の色が出る戦法です。

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｢棒銀戦法｣を説明します。

棒銀は大きく分けて『①矢倉棒銀②角換わり棒銀③相掛かり棒銀④対振り棒銀』の4つがあります。



①は矢倉の守りの銀と攻めの銀を交換することが第一目標です。当然相手が受けるのですが、受けられてから矢倉の端を狙います。ts_umino_whiteさんの説明にある沢山の矢倉戦法のうちの一つです。



②はさらに(Ⅰ)ノーマル角換わり→後手棒銀と(Ⅱ)一手損角換わり→先手棒銀に分類できます。(Ⅰ)はblun_dellさんの説明にある腰掛け銀の天敵でした(先手腰掛け銀vs後手棒銀)。しかし、現在は飛車先を突かないパターンが増え、飛車先の一手を受けに使われてしまうので戦いにくいです。プロの実戦では多くみられません。(Ⅱ)は後手一手損角換わりを激しく咎めにいく戦法です。後手が手損したので先手は速攻しようという考えです。１筋と３筋を狙う２パターンあります。現在はどちらも互角とされています。



③は先手の戦法です。相掛かりは飛車の位置が重要で『先手が引き飛車にして棒銀を見せる→後手は浮き飛車にして３三角や２二銀で受け止めようとする→そこで先手は矢倉を組始める→浮き飛車は矢倉に不向きなので引く→手損させたので先手満足』これが基本の考えです。後手が受けなければ先手は棒銀で速攻できます。受けさせて後手を悪い形＆手損に持ち込ませて先手は矢倉の好形をつくれるのが人気になっています。



④は振り飛車にもいろいろ形があるので簡単に。基本は攻めの銀と守りの銀の交換を狙います。同時に飛車先や角も交換して隙の多い振り飛車陣に成駒をつくる狙いです。しかし、最近は角筋を止めない振り飛車が増え、普通の振り飛車相手には居飛車穴熊があるので棒銀はほとんどみられなくなりました。

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私は「矢倉戦法」を。



矢倉戦法はあらゆる戦型の中で、最も幅が広く、最も難しいと言われています。



基本的に、お互いに王将を金２枚と銀１枚でしっかりと固め、

攻めは飛車・角・銀・桂・香・歩の全ての駒を使います。

（戦いの進展によっては、結果的に使われない場合も有りますが。）



要するに、４０枚全ての駒を使った全面戦で、とても奥が深いのです。



矢倉囲いと一口に言っても、「金矢倉」「銀矢倉」「総矢倉」「天野矢倉」

「流れ矢倉」「急戦矢倉」・・・まだ他にも有ると思います。

攻め方も「すずめ刺し」「棒銀」「四手角」「４六銀」・・・「矢倉中飛車」等という

変則的な戦型も有ります。



攻め方も守り方も、本当に千差万別で、幅が広いのです。

また、とんでもない場所から戦いが始まる可能性があるのも矢倉戦法の特徴です。



プロの世界では「矢倉を制する者は将棋界を制す。」という言葉があります。

事実、時の第一人者は皆、矢倉が得意です。

名人戦を始めとするタイトル戦では、数々の矢倉の名局が指されています。



プロにとっても、これだけ難しい戦型なのですから、アマチュアが指すのは

本当に難しいと思います。

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一度自分で調べてから聞いてください。

体系化なんて大作業、１時間はかかりますよ。

答える方の身にもなってください。



まぁ怒っても仕方ないから、他の回答者様と分担しましょう。





俺は腰掛け銀を選択します。

これは角の打ち込みの隙が少ないため、角交換形では非常に多く指されます。

５筋の歩を突かない分駒組みに融通が利かなくなるので、柔軟性はあまりないです。



中央の制空権を握りやすい、桂を４五に跳ねやすいなどの長所があります。



相居飛車の場合はお互いに腰掛け銀に成りやすい。

そこで同じ形になった時の駆け引きが楽しい戦法です。



たまに、右四間のことも腰掛け銀と言います。

対矢倉、対振り飛車などほとんどの戦形で使えます。

こちらは攻めが単調で分かりやすい、対策されやすい分、決まった時の破壊力もある戦法です。





ちなみに前者の腰掛け銀と後者の右四間は、プロでは圧倒的に前者、アマでは後者のほうが人気です。