2012年2月23日木曜日

将棋の戦法についての質問です。カニカニ銀とは対矢倉以外に使っても意味のない戦...

将棋の戦法についての質問です。カニカニ銀とは対矢倉以外に使っても意味のない戦法なんですか?


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意味がない、ということはないと思います。

カニカニ銀は、とにかく中央に勢力を集中して居玉のまま一気に攻めつぶすという考え方で、発想としては原始中飛車の変形と見てもいいと思いますので、場合によっては対振り飛車などにもアレンジができるかもしれません。



この戦法がもっぱら対矢倉に用いられるのは、こちらで序盤の定跡手順をみていただければおわかりだと思いますが、



カニカニ銀

http://www.shogi-chess.net/senpouzukan/tactics138.htm



▲7六歩△8四歩▲6八銀△3四歩▲7七銀~と、正しく矢倉風の序盤から変化する戦法だからです。あとは、後手からも5筋を突いてもらわないとそこが争点になりにくいのでやりにくいかもしれません。5筋の位を取って中飛車に変化するなら、対振り飛車の「かまいたち戦法」のような指し方に近くなる感じです。

発想は自由です。その他の戦形にも対応できないか、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。オリジナル戦法の模索は楽しいものです。

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