2012年2月25日土曜日

将棋の3三角戦法についての質問です。 あの戦法は先手が3三角戦法の向かい飛車の...

将棋の3三角戦法についての質問です。

あの戦法は先手が3三角戦法の向かい飛車の戦法やったら不利になりますか?

▲7六歩△3四歩▲7七角△8四歩▲8八飛車△7七角成り▲同桂△4五角打ち

この局面は

先手か、後手、どちらが有利なのでしょうか

出来ればこの棋譜▲7六歩△3四歩▲7七角△8四歩▲8八飛車△7七角成り▲同桂△4五角打ち

の続きの棋譜を載せていただけたらありがたいです。


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その局面でしたら先手が有利です。

▲7六歩△3四歩▲7七角△8四歩▲8八飛車△7七角成り▲同桂△4五角

以下

▲6五桂から後手が2箇所のいずれかで角成りしてきたら、▲5三桂成りor成らずで優勢です。

▲5三桂成りor成らずを△6二銀で受けてくれば、▲6八銀△2七角成り▲5五角で香取りと馬成りが受かりません。

▲5三桂成りor成らずを△4二玉で受けてくれば▲5五角△3三桂▲7三桂成で攻めが切れません。

つくられた馬に対しては飛車をぶつけて消します。(馬が逃げれば龍がつくれますので)

そして後手は飛車を打ち込む場所がありません。



△4五角を受ける方法は、▲3六角でも受けることが可能ですが、その局面の場合はこれよりも▲6五桂良いでしょう。

(後手の玉、金、銀辺りの駒が動いていないためです。)



▲3六角△6七角成▲5八金左(右)で馬が死にます。(←左か右かは相手の飛車先の歩に寄る)

以下△同馬▲同金△3五金でこちらの角も死にますが、金と角を手持ちにして戦えるので角のみが手持ちの相手より優勢です。



つまり言いたいことは、もし▲6五桂からの反撃ができない場合でもいきなり向かい飛車に振れるということです。

なににせよ△4五角は全く怖くありません。



以下乱戦で定跡という定跡も難しいので省略させていただきます。先手は優勢です。



ちなみに3三角向かい飛車は後手の戦法です。先手で指しても不利にはなりませんが、損です。

なぜならば、向かい飛車は先手の2五歩を利用したほうが戦いやすい戦法なので良い形にできるのです。

だから後手で指したほうが良い。(もちろん対2六歩型でも戦えますが)

先手で指すとしたら、7六歩~1六歩で端歩を突いて待つことになりますが、この時点で振り飛車穴熊に囲いにくく美濃に決まってしまうようなものです。1六歩で手待ちする場合は、向かい飛車よりも6六歩~四間飛車や5六歩~ゴキゲン中飛車にしたほうが有力でしょう。ですが、先手で端の位を取って、それを主張できるような展開になれば先手でも指せるかもですが・・・。

超急戦になれば、端の位があれば玉の逃げ道が広く、明らかに有利なので。

ですが、序盤早々形を決めるということは後手もその主張を通すわけには行かないので持久戦を目指してくるでしょう。



阿久津七段の言葉ですが「角交換振り飛車を指しこなすコツは序盤で形を決めないことです」と解説で言っていました。

なので美濃か穴熊かギリギリまで決めないことが効果的だと思います。

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