将棋初心者です。将棋の戦法で最初は居飛車からが良いといいますが、その理由は何...

将棋初心者です。将棋の戦法で最初は居飛車からが良いといいますが、その理由は何故ですか？具体的にお願いします。

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僕も今、学校で初心の人に教えるとき居飛車から教えています。理由は、序盤での攻め方守り方など基本的な部分が教えやすいのがひとつです。それから少し力が付いたところで教えてもいいかなと思います。理由はこれだけですが充分かなと思います。

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私は初めて聞きました。

既出の回答を読むと、なるほどなあと思います。

しかし、正答は無数にあるとも言え、また一つもないかもしれません。

私は棋力はそれほど持ち合わせませんが、どこの将棋道場でも有段で指せていました（今はネット対局可能なんてものがありますから出入りしていません）。



私が本格的に将棋を好きになり、またよく勉強したのは大昔の高校生の時です。

その経験から言うと、初心者には振飛車、とくに四間飛車を薦めます。

それでちょっと自分より強い方に居飛車を持ってもらうのが一番です。

稽古ならば急戦か五筋位取りという戦型がいいです。

振飛車、特に四間飛車はある意味おそろしくロジカルです。

攻めは飛角銀桂、玉の守りは金気３枚（銀１枚と金２枚）というセオリーを容易に実現できるからです。

楽しく学べるとしたらこの道だと思います。



そこである程度経験を積んだら、逆に居飛車で振飛車を攻めるのもいいでしょう。

要するに居飛車と振飛車との対向型が基本なのです。

将棋のエッセンスを習得するにはという意味で。

プロで居飛車一本の人もたくさんいますが、修行時代は奨励会で必ず振飛車を指しています（香落ちだと上手は振飛車にせざるを得ないからです）。



実は、居飛車を選択するのと同じ位に振飛車にも変化があるんです。

私が上記の選択戦型に挙げないものでも、居飛車穴熊、相振飛車、玉頭位取、あるいは振飛車方が△５四銀（後手の場合）と玉頭銀になるなどです。

また、これは四間飛車ではなくよく中飛車にあったのですが、振飛車側が逆に袖飛車に振り替えるのもありました。

ですから、最初のうちは誰にとっても意表の手ばかりなんです。

居飛車も振飛車も初心者にとっては同じことでして。

むしろ、逆に誰がどんな場面でそんなことを発言したのかを知りたいぐらいです。



流行の戦型では、後手一手損角換わり、ゴキゲン中飛車がありますけども、それ以前の戦型が分かっていれば、結局は棋力の違いで勝負が決まります。



でも、所詮出会いです。ネット以外で初級者の相手が捉まるか否か。

これが居飛車振飛車より大きいのが本当のところです。

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将棋は攻めて勝つことが醍醐味ですから、自分から積極的に攻めることの出来る居飛車戦法が楽しく長続きするからです。

また振り飛車より指し手の選択肢が広く、自由度が高いので飽きがこないです。

他にも、たとえば棒銀で行き詰まったときに、同じ居飛車の他の戦法に逃げるのが容易で、壁にぶち当たって将棋を嫌いになる、ということが起こりにくいという長所があります。

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まず最初に

「将棋の戦法で最初は居飛車からが良いといいますが～」

私個人はこれは古い迷信のようなものだと思っています。



その前提で書かせていただくなら、30年位前の将棋界の常識というか流行で言うと、振り飛車といえば四間飛車が圧倒的に多く、その対策も左美濃や居飛車穴熊などの持久戦が流行る前だったのでほとんどが棒銀や山田定跡などの急戦でした。

ようするにパターンが決まっていて、四間に振ったらさっさと美濃に囲って、という感じで序盤の駒組みは何も考えなくとも指せる、という具合だったんですね。

これが「初心のうちから振り飛車を指すのは良くない」という最大の理由だと思います。



対して居飛車の場合は、矢倉や横歩取り、相がかりやもちろん対振り飛車など、パターンが単純でなく序盤から時間を使って考える必要がありますし、覚えることが多くあるので定跡などの勉強もそれだけ必要になります。



だから初心のうちから振り飛車で楽をするのではなくて、居飛車でしっかり勉強しなさい、という意味で上記のように言われているのだと私は思います。（実は私自身そういわれて居飛車矢倉から入りましたので）



ただ繰り返しになりますがもう今ではこれは古い迷信みたいなものです。気にせず好きな戦形を指されればいいと思います。