将棋の糸谷哲郎5段が、以前よく『右玉』という戦法を使っていたそうですが、具体的にどのような戦法なのですか???(^○^)
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糸谷流右玉のことですね。
これは対振り飛車用の戦法で、通常対居飛車に使う右玉(別名風車)を対振り飛車で使用した点に新しさがありました。
56歩46歩36歩25歩57銀47銀37桂38金29飛車48王68金、という形が一番オーソドックスなものです。68金は58金のこともあるし、57銀型でなく67銀型もあります。57銀型は守備力が高いが攻め味が薄く、67銀型は攻めの形をつくりやすいもののやや4筋の守りに不安がある。
3筋の桂頭を攻められた時は27金と上がれば良いし、そのまま26金と上がって2筋を攻めることも可能です。
攻めの形は76歩66歩96歩85歩77桂97角89飛車とかが多いですね。(97角に95歩と来たら同歩同香86角)
後75歩76銀とか色々。
守備力がかなり高いものの、攻めの形をやや作りにくいというのが特徴的な戦法です。
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風車戦法です。風車戦法とは飛車を下段に引く戦法です。これは相手の攻めに柔軟に対応できることから風車戦法と言われています。風車戦法は居飛車穴熊対策です。僕もよく使います。
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こんばんは、右玉は角換りの将棋によく現れる陣形です。駒の位置を記しておきます。
▲16歩▲25歩▲36歩▲46歩▲53歩▲63歩▲76歩▲87歩▲96歩▲19香▲99香▲37桂▲89桂▲77銀▲47銀▲78金▲58金▲29飛▲48玉
▲角は持ち駒です。
相手の2~4筋の攻撃からあらかじめ玉を遠ざけようと言う戦略です。玉の守りが薄いので初心者には指しこなすのは難しいです。対策としては「地下鉄飛車」を走らせるのが有効です。
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