将棋の藤井システムついてですが
どういう戦法なのですか・・・具体的にお願いします
|||
藤井システムの元となっている考え方は「玉を主戦場から遠ざける」です。
通常の居飛車対振り飛車戦では、主戦場は双方の飛車側となります。しかしこの時、美濃囲いにする振り飛車玉は穴熊や左美濃を選択できる居飛車玉に比べて主戦場に近く、勝率はいまいちでした。
そこで藤井九段がまず考え出したのが、天守閣美濃の玉頭である2筋を中盤、場合によっては序盤から攻撃して主戦場にし、自玉は28ではなく39で待機することによって、主戦場と玉の遠さを逆転させるというものでした。この戦術・そして角のにらみを生かした玉頭攻めによって左美濃は崩壊し、島九段・高橋九段といった強豪たちも次第に左美濃から離れていきました。
そして穴熊に対しても藤井九段は同じ戦術で臨みます。穴熊の場合は四筋・三筋・端が戦場となります。さらに右の銀桂を攻めに使う必要から、玉は59に置いたまま穴熊玉にアタックしました。これによって穴熊も以前のように簡単には組めなくなりました。
こうして四間飛車は復活し、新たに生まれる棋士に振り飛車党が多くなって一時は激減していた居飛車振り飛車対抗形も多くなりました。
現在、藤井システムは55角急戦などに苦戦し、一方で力戦振り飛車が流行となっていますが、いつの日かまた通常の四間飛車も復活するでしょう。
追記 http://wiki.optus.nu/shogi/から藤井さんで探せば出てくるのでは?あとはこちらでも。http://fujii-system.com/
0 件のコメント:
コメントを投稿