2012年3月20日火曜日

将棋の、飯島流引き角戦法について質問します。

将棋の、飯島流引き角戦法について質問します。

あれは、プロ棋士の飯島栄治さんが考案したということになっていますが、だいぶ前のNHK杯戦で、三浦弘行九段が戦法として採用している棋譜を知っています。「飯島流引き角戦法」の発売元の毎日コミュニケーションズに問い合わせたところ、戦法を「体系化」したのが飯島さんだということなのですが、それ以前に採用していた棋士だって、それなりの体系化の研究はやっていると思います。

なぜ、そういった戦法に、「飯島流」と名付けられたのでしょうか。


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微妙な位置にいる棋士にとって本の売り上げは大きな影響があります 自分の名前を付けられるのであれば付けたいと思うのが本音だと思います



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飯島流引き角戦法は、昔は「平美濃返し」という名前で呼ばれ、奇襲戦法の類として存在していました。



「B級戦法の達人プラス 」という書籍にその指し方の一端が掲載されています。

http://www.7andy.jp/books/detail/-/accd/30934356



それにプロで初めて注目したのが三浦九段でした。しかし、たいして多くは採用しなかったとか、現在のような振り飛車の状況(角交換の振り飛車が流行っている)ではなかったので周りからはあまり注目されなかったのです。三浦九段の棋譜を持っていないので詳しいことは言えませんが、当時は引き角の他に有力な振り飛車対策があったのではないでしょうか(居飛車穴熊など)。また、早指し戦での採用だったので、持ち時間の長い対局では通用しないと思われた可能性もあります。



戦法に指した人の名前が付くには、その手順や形が斬新であるのと同時にその斬新さが他の人に理解される下地が整っていなければならない、と私は思います。あくまでも私見ですが、参考になればと思います。

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