将棋の棋風と採用する戦法について

将棋の棋風と採用する戦法について

先日、道場でどんな棋風か聞かれて『うーん』と考え・・・・



とりあえず、『何でも指しますよ。』



と誤魔化したのですが、実際どんな棋風だろーか？と自分自身理解出来ていないです。（特徴がないみたいな・・・）



その時、その時の気分で将棋指す前に戦法決めて今日はこれで指そうみたいな・・・



攻め将棋？ 受け将棋？ バランス重視？ 急戦形が好きかなぁ・・・？ 持久戦かなぁ・・・？



『自分の知らない自分に気付いてしまいました。』



１．皆さんはどういった棋風でしょうか？



２．判断基準は一体なんでしょうか？



３．採用する戦法はいつも大体同じですか？それとも、その時の気分で違いますか？



私の場合は、一昨日は角代わり腰掛銀戦法、昨日は四間飛車戦法、今日は横歩取り戦法、明日は矢倉戦みたいな感じでバラバラです。



（全部勝負懸かりの将棋です。ビール飲んでない時ですよ。）



話しズレますが、ビリヤードのプロの方（近くにいますんで）に聞くと、一発勝負（ワンゲーム）で勝ち負け競っても上手にならない。

ナインボールばかり狙うよりも、負けてもいいから1番～9番まで順番に取りきって行く方が上達するみたいな事伝えられました。

私の場合は滅多にマスワリないですが（汗）



話し元に戻します。やはり将棋でも採用する戦法の8割位は振り飛車で四間飛車戦法です。と伝えれる位、同じ戦法を採用し続けた方がいいのですかねぇ？（『棋力の上達の視点』と『勝率の視点』から見てですが）



羽生名人や渡辺竜王は何でも指しこなしますし、本当はどっちがいいのかわかりませんので皆さん教えて下さい。

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1 典型的振り飛車党のサバキが得意なタイプ

序盤から積極的に自分から動きを求める超攻撃的棋風

2 同じ振り飛車党の知り合いにもよく言われるが

遊びごまが残らないで綺麗にさばけてる事が勝ちパターン

3 戦法は100％中飛車のみ。

気分を変えてゴキゲンだけでなく全ての中飛車を指すことはある。

相手が完全に格下ならば中飛車は使わないようにしてる



上達、勝率のどちらの視点から見ても得意の戦法を持つことをオススメします。

同じ戦法を使ったとしても相手の出方次第ではさまざまな対応を求められます。

それら全てに対応しようとするのであれば

例え一つの戦法でも膨大な知識が求められます。

攻めるにしても受けるにしても同じ形ならば、以前の成功、失敗を知識として

自分の中に取り込んで行く事によって次回に生かすことができます。

また大会などの大勝負に行っても自信を持って戦うことができます。

羽生名人や渡辺竜王にしても得意不得意な戦型はありますし

むしろ何でも指しこなす棋士の方が少数派でしょう。



ビリヤードの例えにもありますが棋力に差がある相手に圧倒的に勝つよりも

同じ程度か若干上の実力者相手にギリギリの攻防をして

それで負けたほうがよっぽど得るものも多いと思いますし

棋力の向上になると思われます。



ある程度特定の戦法をしっかり指しこなせるようになってから

作戦の幅を広げる意味で他の戦法も勉強する方が個人的には良いと思います。

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１．棋風って難しいですね…どちらかといえば攻め将棋ですが駒得して相手の攻めを切らすような指し方することも多いですし。相手に隙があれば急戦仕掛けますし、棋風にはあまりこだわりがないですね。棋風にこだわって決まった戦法しか指せなくなるのもこわいです。戦形によっては棋風に合ってなくてもやらないといけないこともあるし。



受けが下手だということは自信持って言えるのですが(^o^;



２．完全に自己判断ですね。押さえ込むような戦法を指すのは基本的に苦手なので、やはり仕掛けられるなら仕掛けられる戦法を基本的には選びますね。となればやはり基本的には攻め将棋になると思います。



３．戦法はほとんど同じですが、相手がこちらの戦法を決め打ちして変わった駒組みしてきている場合には反発して戦法変えることが多いです。

今は時間がないから決まった戦法しか指していないけど本当は色んな戦法を指したいと思っています。振り飛車党ですが角換わりや一手損角換わり、等は学んでいきたいですね。角交換振り飛車や力戦振り飛車を指す上で幅が広がりそうですから。



私の結論としては棋風は無理に決めなくとも良いということです。戦法についてもなんでも指せるなら指したら良いと思います。

現代将棋はプロもアマも序盤の技術が格段に上昇していて一つの戦法についてはかなり深く研究している人も居ますから何でも指せた方が相手の研究に嵌らないでしょう。まあ、目標が違えば話も変わってくるからなんとも言えませんが。より強くなろうと思えば何でも制限は作らない方が良い気がします。

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学生の頃大会に出場した時に、同じ戦法を多用したら相手に対策を練られてしまうと思い先手後手と手番が変わる度に色々指していたら、地元新聞の将棋欄に棋譜が載ったとき｢当の○○は何でも指しこなす万能型｣と書かれてしまったことがあります。このように棋風とは本人の意図していないところで決まる場合もありますよ。棋風の固定や公開とは相手に対策を練られてしまうリスクがあるため、私は今でも手番で決めてます。でも流行りを追うようなことはあまり好まないひねくれ者なので最新形は指しません。



戦法を指しこなすことは芸の一つであり、将棋が対人戦である以上持ち芸の引き出しが多い方が有利なのは自明です。｢これでないと勝てない｣という拘りがない以上いろいろ指して勉強した方がいいと思います。棋風とはそうして確立するものですから。

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１、僕はじっくり相手の様子をうかがいながらタイミングを見計らって攻め崩す棋風だと思います。



２、最初は分かりませんでしたが、たくさんの人とやっているとなんとなく自分はこんな感じかなと言う目処が立ってきました

ただ、「こうだからこの棋風」と言うのは一概に言えないと思います。



３、採用する戦法は現在は中飛車のみを練習しています。





最後の採用する戦法ですが、アマチュア初段になるまでは同じ戦法を練習した方がいいと思います。

と言うよりも、そう指導されています。

それ以上である場合は、他の戦法を試してみるのもいいと思いますが

申し訳ありません、初段以上に付いては棋力の問題でちょっと解説しきれません……



同じ戦法を使う方が良い理由としては、定石が上げられると思います。

定石を絞りやすく、感覚が身に付きやすくなり

居飛車も振り飛車も、と優柔不断に指すよりも

勝率が上がるとのではないでしょうか？



羽生さんや渡部さんは全てを指しこなしているプロですが

いきなりできたわけではないはずなので。



一つを使いこなしてから他の戦法を試してみてもいいと思います。