将棋戦法について。四間飛車をメインに使ってますが、相振りがどうも苦手でダメみたいです。こちらが後手番なら、▲76歩、△34歩、▲66歩の時に、△84歩で対抗系にできるのですが、先手番のときは
こちらが角道を止めたら、△44歩や△33角、△32飛、△35歩など相振り模様にされたときに困ります
仕方なく向飛車にして相振りにしますが、勝率があまりに低いので困っています。序盤に運良く相手の無理攻めや悪手を咎めて優勢の局面からでも、あっさり逆転されて敗勢になります。全然手が見えません。
つまり対抗系の四間なら急戦でも穴熊でもいい勝負になるのですが、相振りだと一方的にボコられて終わってしまうということです。もちろん相振りの定跡本読んで勉強してますが、本番で全然応用することができないのと、(もちろん本が悪いわけではありません)、普段では信じられないミスもしてしまいます。
仕方なく先手番の時は居飛車で棒銀をやってますが、これもなんだかなあと思います。
同じような悩みの人は多いのでしょうか?めげずに特訓するべきですか?
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対抗形党先手番3手目の悩み問題と呼ばれています(嘘)。近年、ゴキゲン中飛車、後手一手損角換わり、横歩取り▽8五飛戦法、4手目▽3三角戦法などの後手番の有力戦法が開発されたせいで▲7六歩▽3四歩のオープニングが増えています。後手が居飛車党でも2手目▽8四歩としてくれません。▲7六歩▽3四歩と進むと先手から態度を決める必要があります。対抗形党としては相手が居飛車の方針を明らかにしたなら振り飛車にしたいし、相手が振り飛車の方針を明らかにしたなら居飛車にしたいのです。私は3手目▲6六歩と決めています。するとかなり高い確率で▽3五歩とされます。それなら▲4八銀として、相手に石田流に組ませます。振り飛車にはしないで玉頭位取りの右四間飛車で対抗します。この後は石田流の無理攻めを指し切らせて飛車を8筋に転換して敵の玉頭から反撃するという戦い方になります。こう組みあがれば、作戦勝ちだと考えています。決して推奨しているつもりはありませんが、相振り飛車が苦手なら、こういう戦法もありますよという意味で紹介させてもらっているだけです。なんにせよ、出現頻度の高いオープニングに関しては自分なりの得意戦法を開発し、研究し実戦を重ねて自分のものにするしかないのです。どういう戦法が質問者さんに向いているのかは私には分かりません。自分の棋風、得手、不得手を知って、自分なりの得意戦法を身につけていただきたい。
添付図が私の得意とする対石田流迎撃右四間飛車なのです。
▲7六歩 ▽3四歩 ▲6六歩 ▽3五歩 ▲4八銀 ▽3二飛
▲4六歩 ▽1四歩 ▲4七銀 ▽3四飛 ▲7八銀 ▽3三桂
▲6八玉 ▽1三角 ▲4八飛 ▽4二銀 ▲3八金 ▽6二玉
▲6七銀 ▽7二玉 ▲5八金 ▽8二玉 ▲5六銀左 ▽7二銀
▲6五歩 ▽5二金左 ▲6六角 ▽7四飛 ▲6七金 ▽1二香
▲7七桂 ▽3四飛 ▲4九飛 ▽2四歩 ▲2六歩 ▽4四歩
▲8六歩 ▽4三銀 ▲8五歩 ▽5四銀 (添付図)
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実は私も、「対抗形党先手番3手目の悩み問題」に悩まされています。それもかなり。
四間や、中飛車の勉強を積んで、大会に行っても相振りにされて、ガッカリするばかりです。
先日も、相手の方が実力が上とはいえ、見るも無残な投了図で終わりました。
更に、圧倒的な駒組みの優位を築いたところから、「スーパーあり得ない負け」を喫したこともあります。
という事で、「相振り飛車を指しこなす本」シリーズが欲しいのですが、おカネが足りません。(高校生なので)
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戦法に関しては向き不向きはあるかもしれないですからね。しかし、研究もしているのにうまく活用できていないとのことなのでなかなか辛い状況ですね。人によっては研究しなくてもそこそこ勝てる戦法もあれば研究してもなかなか成果があがらない戦法もあるのは仕方がないですが…。
相振りは双方の囲いの組み合わせ(金無双対金無双、金無双対矢倉等)を考えても種類が多いし、双方の飛車を振る位置の組み合わせも多く、研究しにくい戦法です!よって序盤は構想力が試されますし、経験の差が勝負に直結することが多いです。だから数をこなすしかないのかなと思います。
ボコられた時に何故ボコられたのかがわかっていないのならば問題ですが、わかったならば次は同じボコられ方はしないでしょうから、確実に経験値は蓄積されていくとは思います。
ちなみに私の以前の悩みは質問者とは全く逆で対振り対策で居飛車側を持って戦うのは全く結果出ずに相振りだと実力が上の相手でも勝つことが多かったです。だから以前の得意戦法は相振りと相矢倉でした(^o^;しかし、これだと相居飛車の時に困ることがあったのです。私は元々居飛車党だったのですが諦めてゴキゲン中飛車と相振りだけ指すようにしました。今では早石田系の三間飛車も指せるようになったので、戦法の幅が広がり、序盤で極端に困ることはなくなりました。
私のように指す戦法を変えてしまうのも一つの方法でしょうね。
質問者のような状況にあった人を知っていますがその人は相振りを指すのが嫌になったので振り飛車そのものをやめ、居飛車党になりました。相振り好きな私としては残念ではありましたが、その後楽しそうに指しているのを見かけたのでこれはこれで良かったのかなと思います。
ただし、最善の選択が何かは誰にもわからないことだと思います。
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普通の振り飛車と相振り飛車は全く別物です。
普通の振り飛車対抗型の場合、横からの攻めが中心ですが
相振りは上からの攻めになるため守りのポイントが違うのです。
横から攻められるのと上から攻められるのでは
受け方、速度の計算、攻めの手筋など慣れるまで相当戸惑うと思います。
相振りにおいて大事なポイントは
攻め駒を攻める事、場合によっては入玉も考えつつ
上部の厚みをいかに築くかだと思います。
質問者さんの場合、振り飛車VS対抗型の横からの攻めに慣れていて
縦の攻撃の戦型を指すことが少ない為
その経験地が絶対的に不足しているのでしょう。
相振りの場合、相居飛車に近い感覚も必要となるため
対抗型しか指さない人にとっては覚えるのは大変かもしれません。
私の場合は妥協して居飛車にしたくなかったので
必死で相振りの特訓して克服しました。
なので居飛車を指すことは先手でも後手でもまずありません。
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